2008年02月28日

【体験!】 根津公子さんによる模擬授業 と 池田香代子さん対談

【体験!】根津公子さんによる模擬授業 と 池田香代子さん対談
2008年2月26日(火)9:30〜11:45 東京ウィメンズプラザホールにて開催
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大まかな内容を下記に記します。
詳しくはYoutube↓
http://nijinotane.seesaa.net/article/87434005.html
をご覧下さい。

●一時間目●
根津公子さんによる模擬授業「毎日の洗濯から見えてくる世界」

物や身体を洗うとき何を使っているか?
という参加者への質問から始まりました。合成洗剤、石けん、重曹、シャンプー…。
シャンプーするがすぐまたフケが出てくる、粉石けんはあまり白くならず生地が黄ばんでくるという意見。

そこで実験。合成洗剤を水とお湯それぞれで、粉石けんを水とお湯それぞれで。
4パターンを同条件で洗濯すると…。中学生が実際に実験した布が配られ、粉石けん&お湯が一番汚れが落ちている事を体験する。

家庭で粉石けんだと黄ばんでいくのは、すすぎが足りず石鹸かすが着く為。
合成洗剤だと白く輝くように洗濯されるのは、生地に蛍光増白剤を付着させる為。
だということが見えてくる。

次に歯磨きで実験!会場からの希望者4名が体験。
1.オレンジジュースを飲む。
2.歯磨きをしてオレンジジュースを飲む。
3.歯磨きをしてオレンジジュースを飲む。

2.の歯磨き後、ジュースの味は変わらなかったという感想。
3.の歯磨き後は、えぐい・味を感じない・歯磨き後、口をゆすぐのに時間がかかったという感想。

2.は合成界面活性剤を含まない歯磨き粉。
3.はよく売られている合成界面活性剤による歯磨き粉。
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なぜジュースがまずく感じかれたのか?
舌を顕微鏡で見てみると、
3.では、下の表面の細かい突起が崩れてしまっている。

ビデオ「ほんとに安全?合成洗剤(坂下 栄 監修)」を観る。
1)ミドリゾウリムシに合成界面活性剤(合成洗剤)を加えると…細胞膜が破裂して細胞が溶け出し死亡。
歯磨きでも同様のことが下の表面で起きている!
シャンプーしてもまたフケが出るのは細胞が死んでしまう為か。

2)鯵に洗濯時の3倍に薄めた合成洗剤水と石鹸水。
泳いでいた鯵は、合成洗剤水から逃れようとのた打ち回り3分で死亡。石鹸水中では白濁した粉石鹸を食べ悠々と泳いでいる。

授業では、石鹸も環境を汚しているという新聞記事を子供たちが持って来たり…。
そこでまた考える。

昔は何を使っていたのか?
灰、ふのり、小麦粉、うどんの湯で汁…。

何も使わなくてもいいのでは?
風呂で体を洗うとき、布とお湯以外何も使っていない。食器洗いは和ぼう布で。

CM等で洗脳されている子供たちに、実際に調べて、実験して体感してもらうことで、「考える」「気づく」ように。

と洗濯から、環境や健康他いろいろなことが見えてきました。


●二時間目●
池田香代子さん+根津公子さん対談「自分で考えるってなんだろう?〜いま学校で起きていること」
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【池田】根津さんはなぜ家庭科教師になったのですか?

【根津】世の中に何の疑問も持たずに生きて行き、短大生になると学生運動の時代。
自分は何も知らないので調べようと本屋でふとある本を手にし、侵略戦争の事実を知りました。今まで誰も教えてくれなかった、自分があまりにも何も知らなかった事にショックを受けました。女性差別の問題も知り、では私も仕事をと。また、家が農家で以前は有機栽培ではなく農薬を使っていたのですが、小学校3年生のとき農薬を撒いたナスを2週間後に食べ、具合が悪くなりました。化学物質は微量でも蓄積していくことを身をもって体験してしまったのです。「食の安全」「差別のない世の中」「平和」自分が深く感じ「気づく」「知る」事で自分の価値観が変わった経験を活かし、子供たちにも「体験」してもらい本当のことを気づいてもらいたいと家庭科教員を選びました。

【池田】戦争のことを知り、お父様とは?

【根津】19歳のとき父親に人を殺したのか聞きました。農業指導のみで前線に立っていないと話す父に不信感を抱きギクシャクした関係が続きました。父の死が近づく頃になってもう一度聞き、やっと父のことが分かりました。父は当時日本軍の弱点に気づき、それを改善したくて上官に伝えるということを3回もし、そのたびに要注意のレッテルを貼られていたそうです。自分も父親と同じ性格を持っていると気づきました。

【池田】本当のことを気づいたからには、黙っていられない性格(笑)
それで卒業式・入学式での日の丸、君が代の強制には納得されていないわけですね。

【根津】1989年から家庭科で「日の丸、君が代」について授業をしています。
世界でどう見られているか。戦前、戦中の教科書を子供たちと調べたり。従軍慰安婦の事も授業で以前から取り上げ、子供たちと調べていました。以前は、校長などの賛同もあり何の問題もなく行っていた同じ授業に対し、2001年から都教委からクレームが入るようになりました。卒業式・入学式での君が代斉唱時の不起立に対しては、その度に停職処分を受け、また通常10年以上勤められる職場を一年ごとに転任させられています。

【池田】教育方針がその時期から大きく変わったわけですね。君が代の意味を伝えずに強制的に歌わせたい人たちがいる、考えずにとにかく歌いなさいと。三浦朱門氏(元文化庁長官、元教育課程審議会会長)が、非才、無才は実直であればいいと言ってます。考えずに黙って従えばいいと。

【根津】学習指導要領が変わりました。ですが、本当のことを知るべく資料を提供するのは教員の責任なんです。子供たちと意味を調べ考えて、子供たちはすぐ理解できるんですよ。

【池田】コスタリカでは子供の話を大人や周りが真剣に聞きます。またインドの子供の権利条約ジャイプール宣言について拙著「世界がもし100人の村だったら4 子ども編」の中でもとり上げています。これに対して、日本の子供たちは自分たちには権利がないと思っています。子供が意見を述べさせないようにさせているのが今の学校教育なんですね。

【根津】子供だけでなく教員に対しても同様です。上意下達、反対する者は処分という方向です。以前は教員同士でも話し合って考えて授業をしていました。そうすると子供たちも教員の仲の良い姿を見て安心するんですね。子供たちが「先生○○してもいい?」と聞くと「自分で決めていいんだよ」と答えます。→子供たちは先生に信用されていると思います。→変なことはしません。→生徒指導もいりません。

【池田】根津さんは現代のナイチンゲールですね。ナイチンゲールは軍の衛生問題、ひいては公衆衛生問題についてのイギリスの政策を転換させるために、議会や政府、そして王室が耳を貸すように、詳細でわかりやすい統計つきの報告書を持って果てしないロビー活動を続けていたんです。国歌については戦争後すぐ替えた国もある中、ほとんどの国がそのままです。血なまぐさい歌詞が多いです。替える事は難しいと思いますが、本当のことを伝えるべく、強制に反対される根津さんを今後も応援して行きたいと思います。本日はありがとうございます。

【根津】ありがとうございます。
posted by 虹のたね at 18:19| Comment(1) | 活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 虹のたね様

◎取材のお願いです
 はじまして。共同通信社文化部で記者をしております大谷善邦と申します。ご連絡先が分からないので、この場をお借りしてのお願です。
 池田香代子さんの取材をしておりまして、虹のたねさんのことを知りました。「100人村の今」を記事にする計画なのですが、「100人村」の本が貴会の取り組みにどのような影響を与えいるのか、取材したいと考えました。
 2月26日に池田さんにお目にかかったのですが、その直前にシンポジウムがあったことを聞かされ、残念でした。まことに勝手でございますが、取材お引き受けいただけますかどうかご連絡を取りたいのですが、いかがでしょうか。
 お引き受けにあたってほかに必要なことがございましたらご連絡ください。なにとぞ、よろしくお願いいたします。
Posted by 大谷善邦 at 2008年03月17日 14:51
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